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今回は、メルマガ・ステップメールASPの「オートビズ」を運営されているビズクリエイトの経営者、渡辺哲也氏にインタビューを行いました。インタビューは全5回でお送りいたします。

第1回の記事はこちらから、お読みいただけます。

信頼獲得のための秘策。そして全国展開へ

創業期、事業を拡大していく中でどういった取り組みをされましたか?そこが一番厳しかったのでは?

メール配信ASP事業と、システム開発事業が動き出した頃、一番悩んだのが「どのように集客して、売っていったらいいか」っていうことです。

お金もないので広告宣伝ができないわけですよ。そこで、自治体や行政とつながって信頼を得よう、と考えました。

 

するとたまたま群馬県が「実は県としてもSOHOのワークスタイルを推進しようとしてるんですよ」という状況だった。チャンスだったんです。

それで県のSOHOやIT推進の事業に関わらせていただいたり、地元メディアにも取り上げていただいたりして、対外的な信頼を獲得していきました。

でも、ビジネス的には厳しかったです。

このままやっててもダメだなぁと思って地元の行政がらみのことはやめて、サイト制作などの受注仕事も減らしてオートビズを全国展開していこうと思い立ちました。

 

一点突破・接近戦でチャンスを掴む

僕が経営戦略として一番影響を受けているのが「ランチェスター戦略」です。

これはいわゆる弱者の戦略で、狭いカテゴリーでナンバーワンになる。どこでナンバーワンになるかを決めて、そこに一点集中。一点突破。

そこに全リソースを集中させて、大手がなかなか参入しづらいニッチなところを占拠する。

 

あとは、戦国時代のように諜略をして仲間を増やして領土を拡大していくイメージ。

ECで有名な人、ネットマーケティングで有名な人、と狙いを定めて、その人の本を読みまくりながら、オートビズを使った集客のプランを考える。

そのプランを持ってその方のセミナーへ行って、名刺交換の時に「集客とかセールスを自動化するシステムを開発しています。○○さんの集客を増やすプランを考えたんですけども、あとで連絡してよろしいでしょうか」と言う。まさに接近戦ですね。

すると、「面白そうですね。あとで連絡ください」となります。

そしたら、帰ってすぐに連絡し、「とりあえず無料で使ってください。うちもまだ駆け出しで実績がないので。無料で使っていただいて、ほんとにこれがいいものかっていうのを確かめてください」

「こうやったらリストも取れるし、こうやってステップメールを組んでみてください」と教えて差し上げて、味方になってもらう。

そこから「今度書籍で紹介させてもらってもいいですか」とか「私のクライアントに紹介してもいいですか」と、どんどん輪が広がっていきました。

 

僕らがどれだけいいものだよ、と言ってもなかなか信頼してもらえないですけど、影響力のある方が「いいものだよ!」って言ってくれれば一気に価値が広まる。

「誰が言うか」がすごく大事で、いろんな方に紹介していただくことでビジネスチャンスにつながっていきました。

不完全だからこその伸びしろ

お客さんから要望がきたら、すぐに直すんですよ。
「これ、こういうふうにならない?」と言われたら「すぐやります」と、必死こいて開発して。

「お客様と共に進化する」っていうコンセプトで、どんどんサービスを進化させていきました。

僕らも、小さいベンチャーが作ったシステムだから、まだ未完成なところがあると自覚があって、お客様に育ててもらいたい。

僕らが育つことで、お客様のビジネスも育つような仕組みにしていきたいと思ってやってきました。

ものはいいようで、自分たちができない部分をうまく正当化しながら(笑)

不完全だからこそ伸びしろがある。あなたの要望に、僕らは応えられるかもしれない。もっとこういうシステムにしてほしいと思ったら、そうしますから。

一緒に作り上げていきましょうよ、というノリです。

 

お客さんもそういうサービスを使うと、自分が育てた気分になって嬉しいんだと思います。

そうだといいですね!

一緒に作り上げるというのは、システム自体だけの話ではありません。お客様のみなさまが取り組んでいらっしゃるメルマガやステップメールも、読者に育ててもらえばいい。

きっと多分、個人でメルマガをはじめるときも、こういう考え方でいいはずなんですよね。

小さく、自分なりのやり方で、周りの人に育ててもらう。一緒に進化していくのがいいのかな、と。